アフリカ

マンソニア
ナイジェリア南部、象牙海岸、ガーナなど、西アフリカ熱帯雨林の海岸地域に分布。商品名でアフリカンブラックウォルナットと呼ばれることもある。ウォルナットの代用として装飾的な用途で使用されることが多く、家具、キャビネット、楽器、ツキ板などに用いる。
ゼブラノ
アフリカに分布し、ガボン、ナイジェリア、カメルーン、タンザニアなどの熱帯雨林に生育。昭和30~40年代にかけて洋服タンスの化粧板に使われ大流行した。ツキ板として家具、壁面、床板、楽器などに利用されることが多い。 製材としては、床柱、床廻り材、造作材、ボタンなどに使用される。
マコレ
熱帯西アフリカに分布。家具材、ドア材、楽器、フローリング、彫刻材、ツキ板など。カバ材やマホガニーの代用として使われることが多い。
アフロルモシア
アイボリーコースト(象牙海岸)、ガーナ、ザイールなどに生育する。材の色調がチークに似ることから、チークの名を付けて呼ばれることがあるが、チークの様に材面にロウ状の触感はなく、全く無関係の樹種である。家具材、床材、内装材、額縁、ツキ板など。高級材のチークの代用として使われることが多い。
オバンコル
象牙海岸、ガーナ、ナイジェリア、ガボンなどに生育。心材が赤褐色をしたブビンガ (Bubinga) もこれと同属の樹種である。高級家具材、床材、建具、ツキ板など、装飾的な利用価値が高い。
ブビンガ
カメルーン、ガボンなどの熱帯アフリカに生育。家具材、床材、室内装飾材、彫刻材、ドア材、突き板などに使われる。幹の直径は1m、樹高は25~30mに達する。日本の和太鼓の胴には古来より欅が利用されてきましたが、近年大きな径の木が採れなくなったので、欅に代わりこのブビンガが和太鼓の胴に利用されいる。
サペリ
西アフリカ・中央アフリカ・ガーナ・ナイジェリアなどに生育。幹の直径は約1.5m、樹高は約30mに達する大木。別名サペリマホガニー、ゴールドコーストシダーと呼ばれることもある。家具材、内装材、床材、突き板、楽器など。マホガニーに似ることから、その代用として使われる。
ミレシア
アジア産のものはタイ、ビルマ。アフリカ産のものはザイールに多く産する。生材の時は芳香がある。用途としては高級家具、飾り棚、座卓、額縁、床柱、ツキ板など。装飾的な用途に用いられ、タガヤサンの代用としてもよく使われる。